データセット(メンバー)を編集して印刷する

IEBPTPCHユーティリティー

順次データセットあるいは区分データセットのメンバーは、IEBPTPCHユーティリティで印刷することができます。レコードの内容を、べたで出力すればいいのならIEBGENERでSYSOUTにコピーする方法がお手軽ですが、PTPCHを使えば、タイトル行を付けたり、データ中のバイナリー部分を16進文字でダンプする、パック10進数をゾーン10進文字に変換したりの簡易編集ができます。

    区分データセットのメンバー内容を印刷する

    指定したメンバーの内容を、そのまま出力します(改ページ毎のメンバー名やページ番号、TITLEステートメントで指定した桁位置を示すスケール行は追加で出力されます)。MEMBERパラメーターで出力するメンバーを、RECORDパラメーターでレコード長を指定します。複数のメンバーを印刷する場合、MEMBERとRECORDパラメーターの対を印刷するメンバー数分定義します。

    順次データセットの内容を編集して印刷する

    指定した順次データセットの内容を、フィールドの内容によって編集して印刷します。RECORDパラメーターで、編集するフィールドを4つ指定します。最初のFIELDパラメーターは、レコードの先頭から10バイトをリストの1桁目から、2番目のFIELDパラメーターは、レコードの15文字目から6バイトのパック10進数を編集してリストの12桁目から、3番目のFIELDパラメーターは、レコードの30文字目から20バイトをリストの25桁目から、4番目のFIELDパラメーターは、レコードの60文字目から20バイトを16進文字に編集してリストの46桁目から印刷します。

    z/OSで実行した印刷例を以下に示します。

ISPFバッチによるLIBRARYユーティリティー

z/OS専用です。普段の作業で使用するISPFのLIBRARYユーティリティーのPRINT機能をバッチで実行する例です。DSLISTユーティリティーから区分データセットのメンバー一覧を表示して、プリントしたいメンバーに対して「P」コマンドを入力した時と同じ出力をバッチ処理で得ることができます。