メインフレームは、金融、製造業、公共などの日本の基幹産業で今日も働いています。まさに、業務を確実に処理するための存在です。新しいニュースは少ないです。しかし、オープン系をいまだに超えている技術、ノウハウが生きている分野です。黙って国を支えているITといっても過言ではないと思います。
このサイトを訪れてこられる方の多くは、メインフレームの担当、もしくは関係されている方だと思います。市販本もほとんどなく、情報を集めるのも一苦労されていることと思います。身近で相談する人を見つけることすら困難なのが今のメインフレームを取り巻く環境です。
このサイトは、そういう散在する仲間を繋ぐコミュニティーになればいいな、と思ってはじめました。主宰者については、こちらの「サイト開設者について」をご覧下さい。
ということで始めた当サイトですが、振り返ればサイト開設後15年以上が経ちました。数多くの方々に支えていただいたおかげです。改めて感謝申し上げます。このサイトを始めた当初、メインフレーム・コンピューターはいずれ無くなる、という空気はまだまだ蔓延していました。しかし、それから15年以上経ちましたがメインフレーム・コンピューターは無くなるどころか、いまだに企業や国の基幹業務を支え続けています。IBMは毎年のように新しいプロセッサー・ハードウェアを発表していて、従来のメインフレーム・コンピューターには適用していなかった、膨大な量の非定型データを高速に解析するための処理までもサポートするに至りました(例えば、機械学習の分野など)。z/OSもv3.1までエンハンスされ、20年前の初期バージョンと比べると様々な改良が施されています。
メインフレーム・コンピューターはなくならなかった!ことに今さらながら気づき慌てだしている企業も多いようです。主宰者の回りからもそのような話題がいろいろと入って来ます。このサイトが迷えるメインフレーム・コンピューター・エンジニアの一助となれるよう、少しずつではありますが今後も内容を充実させていこうと思います。