AMBLISTユーティリティは、ロード・モジュールの属性や内容を編集して出力します。アドレッシング・モード、入口点の位置、リエントラントなのか、APF許可を必要とするか、などのモジュール属性と、どのようなモジュール(CSECT)によって構成されているかのマップと、クロス・リファレンス情報、いつコンパイル(アセンブル)され、いつリンケージされたか、どのようなプログラム修正が適用されているか、などの識別レコード情報、さらにロード・モジュール内容(命令コードとデータ)を出力することもできます。
AMBLISTユーティリティJCLサンプル
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// JOB Statement //********************************************************************* //* Sample JCL - AMBLIST //* ==================== //********************************************************************* //AMBLIST EXEC PGM=AMBLIST MSP→JQNLIST、VOS3→JSNMLST //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSLIB DD DISP=SHR,DSN=USR1.LINKLIB //SYSIN DD * LISTLOAD MEMBER=PROG1,OUTPUT=XREF LISTLOAD MEMBER=PROG1,OUTPUT=MODLIST LISTLOAD MEMBER=PROG1,OUTPUT=BOTH LISTIDR MEMBER=PROG1 LISTLPA // // |
LISTLOADは、ロード・モジュールのマップ情報とレコード内容を出力します。OUTPUTパラメーターにXREFを指定した時は、ロード・モジュール属性とマップおよびクロスリファレンス情報を、OUTPUTパラメーターにMODLISTを指定した時は、ロードモジュール属性とレコード内容を編集して出力します。BOTHは、両方の出力です。
LISTIDRは、ロード・モジュールのIDRレコードを編集して出力します。モジュールの翻訳日、作成日、適用されているプログラム修正名を知ることができます。
LISTLPAは、LPAに展開されているロード・モジュールの名前、アドレスと大きさ、入口点をマップしたリストを出力します。