Javaバッチ・プログラムでMVSデータセットにアクセスする

z/OS用のJava SDKには、MVSデータセットをアクセスするためのクラスライブラリーも提供されています。以下に、SYSUT1 DDステートメントに定義されたデータセットの内容をSYSUT2 DDステートメントに定義されたデータセットにコピーするプログラム・サンプルです。z/OS内でオープン系のシステムと連携した処理などを行う際に、従来のMVSデータセットにもアクセスする必要がある場合の参考資料です。

JavaプログラムがアクセスするMVSデータセットは、JVM起動プロシージャーを呼び出すステップにDDステートメントで定義します。対応するDD名は、プログラム内で (“//DD:SYSUT1″…) 指定した名前に合わせます。このサンプルでは、入力データセットをSYSUT1、出力データセットをSYSUT2で定義します。

Javaをコンパイルしてプログラムを実行するためのサンプルJCLそのものの解説については、「Javaプログラムを作成してバッチ・ジョブとして実行する」を参照して下さい。

JZOSの解説やAPIの詳細、様々なサンプル・コードは、「JZOS Batch Launcher and Toolkit」からダウンロードできます。