画面の色設定などのカラー定義を変更する

画面パネルの色や強調表示に関する設定は、個人単位に変更することができます。COLORまたはPSCOLORコマンドを実行することで、変更内容を入力するダイアログ・ボックスが表示されます。変更した内容はプロファイルに保存されます。

COLORコマンドは、ISPFパネルを表示する際の色の設定を変更します。ISPFではフィールドの種類やテキストの内容に応じたカラー設定が行われますが、標準色に対して代替の色を設定することもできます。例えば、赤色が暗くて見にくいのであれば、より目立つ白色に変えることができます。この場合、パネル上で赤色に設定されたフィールドやテキストは、白色にて表示されることになります。
PSCOLORコマンドは、パネルを構成する要素に対しての色や強調表示の設定を変更します。例えば、エラー・メッセージは標準では黄色で表示されますが、より目立つ赤色の反転表示などに変えることができます。

画面のカラー設定の調整は、エミュレーター側の機能でも行うことができますが、エミュレーター側での調整だとTSO以外のIMSやCICSなどオンライン画面のすべてに対して変更されてしまいます。複数のカラー設定をセッション・プロファイルなどによって使い分けるような工夫もできますが、ISPF側にも画面カラーの設定機能があることは知っておいてもいいでしょう。