09. ジョブ・グループの実行

【2018/04/02 original author KAMII】

グループ化されたジョブは、次に示す順序で実行を行います。

  • ジョブ・グループのサブミット
  • グループ内ジョブのサブミット

グループ内ジョブは、ジョブ・グループで定義された先行・後続関係やSCHEDULEステートメントで指定された時刻条件などが満たされ次第、実行が開始されます。なお、ジョブ・グループをサブミットする前に、グループ内ジョブ(SCHEDULE JOBGROUPステートメント定義したジョブ)を先にサブミット(ジョブ・グループのサブミット前にサブミット)すると、JOB NOT RUN – JCLエラー になってしまいます。

ジョブ・グループ間での先行・後続関係は定義できませんが、グループ内の最後のジョブで後続ジョブ・グループとグループ内ジョブをサブミットすることは可能です。

ジョブ・グループ・ロギング

ジョブ・グループも、ジョブ同様にJES2によって実行ログが作成されてスプールに書き込まれます。ジョブ・グループには「Gnnnnnnn」のジョブIDが割り当てられます。ジョブ・グループ・ログには、グループ内ジョブの実行状況などが書き込まれます。ジョブ・グループ・ログの内容は、SDSFのJGパネルで確認することができます。

「10.ジョブ・グループの実行例①」に続く。

【2018/04/02 original author KAMII】