JES2のWARMスタート時のリプライ

【2009/09/29 original author WATANABE】

OS/390 R10以降(それ以前のバージョンでもJES2 APAR(OW43697)を適用していると)JES2 WARMスタート時に下記のリプライが出力されることがあります。
※APAR:Authorized Program Analysis Reportの略称です。IBM提供のソフトウェアに対して作成された修正・変更情報のことです。(PTF(Program Temporary Fix)と、ほぼ同じ意味合いですが、APARは問題の発生したシステムに対して作成された修正・変更情報です)

*$HASP478 CONFIRM INITIAL CHECKPOINT READ FROM CKPT1 594
  (SYS1.HASPCKP1 ON volser)
  LAST WRITTEN xxxxx, dd xxx yyyy AT hh:mm:ss (GMT)
  COMPANION DATA SET IS CKPT2
  (SYS1.HASPCKP2 ON volser)
  LAST WRITTEN xxxxx, dd xxx yyyy AT hh:mm:ss (GMT)
*xx $HASP441 REPLY 'Y' TO CONTINUE INITIALIZATION OR 'N' TO
TERMINATE IN RESPONSE TO MESSAGE HASP478

24時間・365日稼働が当たり前のようになっている世の中ですが、テストシステムなどは正月・ゴールデンウィークなどは停止することもあるでしょう。そのようなシステムを、約3日程度停止させておくと表示されるリプライです。
単に、チェックポイントデータセットに対して妥当性検査がされるようになったためで、最終チェックポイントの書き込み時刻が問題ないようであれば、リプライに”Y”を答えれば、何事もなかったかのように起動します。ちなみに、”N”を応答するとJES2が停止してしまうので、注意しましょう。

【2009/09/29 original author WATANABE】