リアルタイム分析が行われると、SYSUDUMPやSYSABEND等のダンプ・リストの出力は抑止されます。Fault Analyzerを使わない、あるいはリアルタイム分析は行うがダンプも出力したいという場合は、JCLへのDDステートメント追加またはオプション追加で対応できます。
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【Fault Analyzerを使わない場合】 //IDIOFF DD DUMMY 【リアルタイム分析に加えてABENDダンプも出力する場合】 //IDIOPTS DD * RETAINDUMP(ALL) // |
IDIOFF DDステートメントを追加すると、Fault Analyzerルーチンによる全ての機能が抑止されます。Fault Analyzerがインストールされていないのと同じ状態になり、SYSUDUMPやSYSABEND等の定義に従ってダンプ出力が行われます。
IDIOPTSにRETAINDUMP(ALL)オプションを記述すると、Fault Analyzerによるダンプ分析とSYSUDUMPやSYSABEND等の定義に応じたダンプ出力の両方が行われます。