データを圧縮して保存する

ISPFエディターには、編集したデータを圧縮してデータセットに書き込む機能があります。

PACKコマンド(保管データの圧縮設定)

PACKコマンドは、データの圧縮モードを設定します。パラメーターを省略するか「PACK△ON」と指定すれば、編集データを保管する際にデータを圧縮して書き込みます(*1)。データセットのスペースを節約する効果がありますが、ISPFのPDFまたはライブラリー・サービス以外からは、データセットやメンバーに直接アクセスできなくなります。アプリケーション・プログラムで読み取るデータなどの場合は圧縮すべきではありません。圧縮を解除する場合は、「PACK△OFF」と入力してから編集セッションを終了すれば元のデータのまま保管されます。


*1 PACKコマンドによる圧縮は、反復文字を文字コードと個数を示すデータで置き換える比較的単純なもの。しかし、プログラム・コードやJCLなどのテキスト主体のデータでは意外と効果がある。