現在の画面を閉じないで自分のユーザーIDで始まるデータセットの一覧リストを表示する

DSLISTユーティリティーは、ISPF/PDFの中で最も多く使われている機能と言っても過言ではないでしょう。データセットやメンバーの内容を表示するにせよ、JCLをサブミットするにせよ、あるいは既存のデータセットと同じような新規のデータセットを作るにせよ、多くのISPF機能の操作の入り口となっています。現在、行っている操作を一旦中断して新たにDSLISTユーティリティーを起動したくなることはしばしばあります。そのような場合は、別の画面として分割することがよく行われますが、既に2画面使用している場合は現在の画面を一旦閉じてからDSLISTユーティリティーを起動している人も多いでしょう。しかし、今の画面の操作をこれ以上続ける必要が無く完全に終了する、ということでなければ現在の画面を一旦閉じてしまうのは不便です。そのような場合は、現在表示中の画面に上書きしてDSLISTユーティリティーを起動することもできます。この使い方を覚えるとISPF/PDFをより効率良く使用することができるようになります。
その方法は至って簡単で、現在の画面のコマンド・フィールドに、ISPFのシステム・コマンド「DSLIST」を入力するだけです。このコマンドによって現在表示されているパネルからDSLISTユーティリティーを直接起動することができます。今行っている作業を中断してDSLISTユーティリティーを使用し、終了後はまた今のパネルに戻って作業を続ける、といった場合は、DSLISTコマンドを使えば画面を分割する必要がありません。

サンプルの画面は、SDSFユーティリティーからDSLISTユーティリティーを起動するものです。DSLISTコマンドは、POM(基本オプション・メニュー)パネルやPDFユーティリティーのパネルでなくても使用できます。ISPFのダイアログ(ユーティリティー)実行中であればどのパネルでもかまいません。
DSLISTコマンドが実行されると、実行中のダイアログは処理が中断されたままとなり、起動したDSLISTユーティリティーが終了すると元のパネルが再表示されます。この例では、自分のユーザーIDで始まるデータセットの一覧リストが表示され、そのパネル上でDSLISTユーティリティーのさまざまな操作が実行できます。起動されたDSLISTユーティリティーを終了させれば、元のSDSFユーティリティーのパネルが再表示されて続きの操作を行うことができます。

DSLISTコマンド(DSLISTユーティリティーの起動)

DSLISTコマンドは、DSLISTユーティリティーを起動します。オプション番号3.4で選択した時のデータセット名レベルの入力パネルと異なり、データセット名レベルはシングル・クォート記号で囲まなければなりません。シングル・クォート記号で囲まない場合は、個人用データセット・リストまたは参照用データセット・リストのエントリー名と見なされます。指定した名前と同じリストが登録されていない場合は、ユーザーIDを付加してデータセット名レベルとして見なされます。
パラメーターを省略した場合は、個人用データセット・リストの選択ダイアログ・ボックスが表示され、そこで選択した個人用または参照用リストに登録されたデータセットに対してデータセット・リストが作成されます。なお、パラメーターとして「**」を指定すると、ログオン中のユーザーID(自分のユーザーID)を第1修飾子としたデータセットの一覧リストが表示されます。ログオン中のユーザーIDが「DVGK127」であれば、「DVGK127.**」のDS名レベルと同じ意味になります。